2-2 履歴書の書き方
以下のサンプル画像を参考にしながら履歴書を作成しましょう。
特に押さえておきたいポイントをまとめているので、気になる内容をチェックしてみてください。
- 履歴書は「パソコン」ではなく「手書き」で作成
- 学歴・職歴は正確に書く
- 志望動機はポジティブなイメージを与えるものにする
- 写真は第一印象に影響するのでしっかり準備する
(1)履歴書は「パソコン」ではなく「手書き」で作成

履歴書は、指定がない場合は「手書き」で作成するのがよいでしょう。
黒の油性ボールペンで記入し、書き間違えたときは修正テープや二重線は使わず、履歴書を書き直しましょう。
他にも作成時に気を付けたい注意事項を以下にまとめました。
- 年号は「西暦」と「和暦(令和)」のどちらかに統一する
- 項目の余白はできるだけ作らないようにする
- 住所は都道府県から正確な表記で書く
- 学校名・企業名・資格・免許などは省略せずに正式名称を使う
チェック
市販の履歴書には項目が少なかったり、記入欄の大きさに偏りがあったり、使いづらいものも少なくありません。
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(2)学歴・職歴は正確に書く

学歴・職歴の欄は以下のポイントに気を付けて記入しましょう。
- 学歴は「高等学校 卒業」から書き始める
- 学校名・学部・学科や病院名・施設名・部署名などはすべて正式名称とする
- 退職理由は「一身上の都合により退職」とする
- 最後の経歴の次の行に右寄せで「以上」と書く
(3)志望動機はポジティブなイメージを与えるものにする

志望動機は、以下の3つの要素を織り込んで作成しましょう。
- これまで積んできた経験や、看護職への想い
- その志望先だからこそ志望するというポイント
- 退職理由は「一身上の都合により退職」とする
志望動機を作るうえで避けるべき内容が2つあります。
ひとつは「前職で人間関係がうまくいかなかった」というようなネガティブな話題、もうひとつは「前職で給料が低くて不満だったので貴社を志望する」といった待遇面に関わる内容です。
こういった内容は記載せず、働きたい意思をポジティブに表現するよう心がけましょう。
チェック
履歴書は空欄を作らず、余白も生まないように作ることが望ましいです。
もし本人希望欄などに書くことがない場合は「貴院の規定に従います」と書きましょう。
自己PRや志望動機の欄にも余白を作らないようにし、項目ごとに8割は内容を埋めるようにします。
(4)写真は第一印象に影響するのでしっかり準備する

履歴書の写真のポイントは以下の通りです。
- 「スピード写真」「スタジオ写真」のどちらでもOK
- サイズは40mm×30mmとする
- 「3カ月以内」に撮影したものを使う
- 必ずジャケットを着用する
- 落ち着いた髪色&まとめ髪にする
- 濃すぎないナチュラルメイクにする
- 表情は「歯を見せずに微笑んでいる」ものがベスト
2-3 職務経歴書の書き方

- 職務経歴書は「手書き」ではなく「パソコン」で作成
- 職務経歴は時系列でまとめて書く
- 自己PR・強みは簡潔に整理して伝える
- 写真は第一印象に影響するのでしっかり準備する
(1)職務経歴書は「手書き」ではなく「パソコン」で作成

職務経歴書は、履歴書とは違い「パソコン」で作成しましょう。
情報量が多くなりがちなので、パソコンで整然とした書類に仕上げた方が読みやすいためです。
「フォントは明朝体」「文字サイズは10.5ポイント」が一般的な設定です。
見やすくすることを第一に考え、フォントを小さくして情報を詰め込むことは避けましょう。
チェック
職務経歴書のフォーマットには看護roo!のサイトでダウンロードできる「職務経歴書の基本テンプレート」がおすすめです。
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(2)職務経歴は時系列でまとめて書く

職務経歴に記載する内容は主に以下の通りです。時系列に沿って、病院・施設ごとにまとめて書くようにします。
・これまでに勤務した病院・施設(正式名称)
正式名称で、法人名まで省略せずに記入しましょう。
・各病院・施設に在籍した期間
現在も勤務中の場合は「20◯◯年◯月~現在」、退職日がすでに決まっている場合は「20◯◯年◯月~20◯◯年◯月(退職予定)」と書きます。
・病院・施設の基本情報(病床規模、診療科目)
各病院・施設のホームページで確認して記入します。
・過去に担当した経験がある業務
担当した業務内容は「配属先の病棟」「具体的な業務内容」を合わせて書くとよいです。箇条書きで書くと、スキルや経験が一目でわかります。
他にも教育・活動・研究・実績など、アピールに繋がりそうな要素があればまとめて記載しておきましょう。
(3)自己PR・強みは簡潔に整理して伝える

自己PR欄では「自分が持っている強み・長所・経験」と「それらを活かして長く精力的に働きたい意欲」をアピールしましょう。
内容が職務経歴書の他の項目や履歴書と矛盾してしまわないように注意が必要です。
自己PRを作成するときのポイントは以下の3つです。
- 冒頭で結論をシンプルに伝える
- エピソードはわかりやすく簡潔に書く
- 最後の締めで意欲を持って仕事するという姿勢を訴えかける